あたしにとって1日中、バンプとポルノのDVDを観ながら過ごせる日は幸せ。
それしか考えなくていいから。
ニヤニヤしてるだけでいいから。
鬱な気分になると必ずそうして過ごす。
おかんに「あたしの逃げ場、心のよりどころは藤原基央だ」とキッパリ言った。
ぶっちゃけた暗い話、藤くんの存在があったからあたしはココまで生きてこれた、って伝えた。
何度もよくないことを考えてしまったけど、彼に救われてココまでこれたんだって。
おかんは「幸せなことだね」って言ってた。
…あたしもヤツにとってそんな存在になりたいだなんて思わない。
ただ、あたしが部屋を片付けたら喜んでくれたり、
ちょっとした手紙に「ありがとう。感動した」だなんて言われたら。
ちょっとは役立てた?なんて考えてしまう。
それが彼にとって、小さな幸せに繋がってくれたらそれは嬉しい。
それがお互いにとって、穏やかなものに繋がれたらもっと嬉しい。
今は小さくても、いつか大きなものになれたら嬉しい。